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開業 / 承継開業 / 美容外科 / 大阪
大手美容外科グループで勤務医として10年のキャリアを積んだのち、
独立開業を検討。スクラッチ開業ではなく承継開業を選択し、大阪市内の美容外科を承継。
グループ病院でのキャリアには感謝していますが、自分のビジョンで診療したいという気持ちが強くなってきました。スクラッチ開業も検討しましたが、開業まで1〜2年かかる上に、集客が安定するまでのリスクが大きい。承継なら既存患者さんがいて、スタッフも慣れており、すぐに診療に集中できると思いました。
立地と既存患者さんの構成が最優先でした。美容外科の患者さんはリピートが重要なので、長年通ってくださっている方が多いクリニックを希望しました。また、自分が得意とする施術(フェイスリフト・目元の施術)を中心に展開できる環境かどうかも確認しました。
最初に数件の概要をご提示いただき、ノンネームの段階で財務サマリーを確認しました。興味のある案件についてはNDA締結後に詳細資料を拝見し、実際に院長先生と面談しました。売り手の先生のお人柄と、患者さんへの向き合い方が自分の価値観と合うかどうかを特に大切にしました。
譲渡価格だけでなく、引き継ぎ期間の設定と前院長の協力内容を丁寧に交渉しました。私の場合、前院長に2ヶ月間はサポートいただける条件で合意できたことが大きかった。患者さんへのスムーズな引き継ぎに非常に役立ちました。
予想より温かく迎えていただけました。前院長が丁寧に引き継ぎのご案内をしてくださったこと、私自身も早い段階で院内ブログや手紙で自己紹介を行ったことが良かったと思います。前院長のファンだった患者さんも、数ヶ月後には「先生のおかげで来やすくなった」と言ってくださる方も。
最初の1ヶ月は「見る・聞く・覚える」に徹しました。既存のやり方を急に変えるのではなく、まずスタッフのやり方を学ぶ姿勢で接しました。その上で、改善したい点は「一緒に良くしていきましょう」というスタンスで提案。信頼関係ができてから変化を起こすことで、抵抗感なく受け入れてもらえました。
おかげさまで売上は承継前と比べて約130%に成長しました。SNSでの情報発信を強化し、新規の患者さんも増えています。スタッフ全員が定着してくれていることが何よりの成果です。スクラッチ開業していたら、この段階で赤字だったかもしれない。承継を選んで本当によかったと思っています。
「いつかは自分のクリニックを」と思っているなら、承継という選択肢を必ず検討してほしいですね。既存の基盤がある分、開業直後から診療の質に集中できる。美容医療の世界は競争が厳しいですが、地に足のついた形で参入できる承継は、非常に合理的な選択だと思います。